第42回日本生理心理学会大会

ご挨拶

この度、第42回日本生理心理学会大会につきまして、株式会社資生堂 みらい開発研究所がお引き受けすることになりました。企業の研究所での日本生理心理学会大会の開催は今回が初の試みです。来る2024年5月24日(金)から5月26日(日)に資生堂グローバルイノベーションセンター(横浜みなとみらい)にて開催いたします。24日(金)には若手会企画による若手向けキャリアイベント「企業で研究するということ」を開催いたします。

本大会のテーマは「美とイノベーションの生理心理学」といたしました。生成AIやXR(クロスリアリティ)など科学技術の急速な発展により、人々の生活や心の在り様も大きく変わっています。その変化に呼応し、生理心理学においても実社会に役立つ応用と展開が求められています。イノベーションは基礎研究の積み上げのもと、世の中の必要や課題解決に迫られて新しい組み合わせや複合から生まれます。1968年の第1回生理心理学懇話会からスタートとした本学会にはその当時から自由なディスカッションの中にイノベーターとしての気概があったように想像します。変化の激しい時代に生きる人々の不安を払拭し、生活や心を豊かにするため、諸先輩方の歴史と軌跡を土台として、生理心理学におけるイノベーションのヒントを皆さまと共に考えたいと思います。

一方、心の豊かさには科学技術だけではなく、美を感じるといった感性も重要であることは言うまでもありません。自らの感覚と感性を通して感じられる美や快は心に響き、安寧とゆとり・豊かさにつながります。心理学と生理学が融合した生理心理学には美や快を感じることを紐解くことが可能な心や生体、行動のさまざまな計測技術があり、その進化も目覚ましいものがあります。生理心理学の役割や成果はアカデミアに留まらず、産業連携とともに商品やサービスの社会実装として人々に還元すべきものであると同時に、人々の期待に充分応えられるものと確信しています。

大会の開催場所は“美のひらめきと出会う場所”がテーマの美の複合型体験施設です。私たち大会準備委員会一同は、皆さまに「美とイノベーション」を感じて考える充実した時間をお過ごしいただけるように万全な準備に努めます。海からの風がこころよい会場で皆さまとお会いできることを心から楽しみにしております。

2023年12月吉日

第42回日本生理心理学会大会準備委員会
準備委員長・大会会長 互 恵子(たがい けいこ)
資生堂 みらい開発研究所 シニアリサーチャー

準備委員
長島 愛(事務局長)
新井 智大・平林 和恵・牧野 佑亮・松原 惇高
資生堂 みらい開発研究所 研究員

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